医療法人社団晴山会 おしきり眼科

おしきり眼科は武蔵村山市にある眼科(予約優先制)です。

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26日

目から寄生虫が・・・

先週の木曜日終了間際に、「2か月前から目やにが続いていて、ゴロゴロするから良く見たら下まぶたに虫がいたので取り出した。」と言って30歳代の男性が受診しました。

虫は寄生虫のようで、使っているハードコンタクトレンズのケースに入れて持って来ていました。良く見ると、約1cmの線虫が動いていました。私も、初めての経験でどうしようかと惑いましたが、寄生虫の正体を調べないといけないと思い、フローレス試験紙が入ってた小さな瓶にセッシで移しました。掴んだ感じは、以外に硬いという印象でした。

翌日、検査会社に取りに来てもらいましたが、事務は事務で保険請求をどのようにすれば良いのか、混乱していました。

IMG_0025(瓶の底の下縁の所に白い虫体が見えます。)

初めは回虫を疑いましたので、海外渡航歴や消化器症状の有無、変わった生ものを食べなかったか等を訊きましたが、特になく。眼科的所見は、結膜充血や濾胞の他には虫体も見つかりませんでした。後日ペットについても訊きましたが、犬猫ではなくカメを飼っていました。2日後の再診時には、またゴロゴロしたので良く見たらまた3~4匹虫が出てきたとのことでした。

コンタクトレンズは使用中止にしていましたが、コンタクトと一緒に虫体か卵が目に入った可能性が高いので、コンタクトレンズケースや保存液、洗浄液、タオル等コンタクトに関わるものの見直しや糞便検査の必要性を考えていました。

そして、昨日検査結果が届きました。虫体の正体は『東洋眼虫』でした。初めて聴いた名前でした。

早速、ネットで調べると、広島の眼科で同じような例がありました。http://www.onoeye.com/kiseityu.html

また、埼玉の鳩山町の動物病院のHPに詳しく載っていました。http://moriya-ah.jugem.jp/?eid=54

人畜共通の寄生虫ですが、どちらかというと動物病院では有名なようです。

「メマトイ」という小型のハエが媒介で、西日本に多かったのが、最近東に広がってきているようです。

治療法は、回虫に対する駆虫剤のような薬は必要なく、虫体の摘出だけで良いようです。

本人は、自転車に乗っていて虫が目に入ることがあると言って納得していました。但し、ハエが媒介しているので、怪しいコンタクトレンズ関連の物は全て新品に変えるよう指示しました。

でも、「コンタクトレンズと寄生虫」で検索するとたくさん出てくるのには驚きました。

以上、ここ1週間一番気になっていた症例について報告しました。

皆さんも、小バエにはくれぐれもお気を付け下さい。