医療法人社団晴山会 おしきり眼科

おしきり眼科は武蔵村山市にある眼科(予約優先制)です。

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08日

PM2.5と目

大気中の微小粒子状物質(SPM)の中で、粒子径が2.5μm以下の小さな粒子のことをPM2.5といいます。

その成分には、炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩の他に、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどの無機元素などが含まれます。

中国での大気汚染が有名ですが、日本でも日常的に存在しており、物の燃焼により発生する一次生成粒子は焼却炉や鉱物堆積場などばい煙や粉塵を発生する施設や火山などの自然由来あるいは越境汚染によって発生します。家庭内でも、喫煙や調理、ストーブなどからも発生します。

環境大気中での化学反応により発生する2次生成粒子は、火力発電所や自動車などでの燃料燃焼、塗料や石油などの蒸発によって発生します。

病気との因果関係や有効な治療法の検討はまだ始まったばかりですが、最も危惧されるのは呼吸器疾患です。PM2.5は非常に小さいため、呼吸に伴い肺の奥まで入り込んで喘息や肺炎などを引き起こす可能性があります。

眼疾患の例としては、PM2.5自体が角膜を物理的に傷つけることによる角膜障害や涙液動態が変わることで発生するドライアイなどが挙げられます。

また、PM2.5がアレルギーを起こしやすくしてアレルギー性結膜炎症状を誘発および増悪させていることや瞬きの際の結膜擦過等による物理的な刺激がアレルギー性結膜炎を引き起こしている可能性が示唆されています。

PM2.5に含まれる硝酸塩や硫酸塩が水分のある状態で弱アルカリ性の花粉被膜に接着すると、これらの酸性力により花粉の被殻が損傷し、内部の花粉アレルゲンが放出されることも実験的に証明されています。

予防策としては、PM2.5や大気汚染の状況を確認し、警告が出ている場合は外出をできるだけ避けて、もし外出するときは「N95」マスクや「DS2」防塵マスクや防塵眼鏡を使用して、帰宅時はうがいを励行して下さい。

参考文献:Allergy Specialist’s Voice PM2.5 監修:東京女子医大東医療センター 三村達哉講師 (資料提供:日本アルコン)