医療法人社団晴山会 おしきり眼科

おしきり眼科は武蔵村山市にある眼科(予約優先制)です。

TEL.042-562-6688

〒208-0011 東京都武蔵村山市学園3-50-1

2014年

PM2.5と目

大気中の微小粒子状物質(SPM)の中で、粒子径が2.5μm以下の小さな粒子のことをPM2.5といいます。

その成分には、炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩の他に、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどの無機元素などが含まれます。

中国での大気汚染が有名ですが、日本でも日常的に存在しており、物の燃焼により発生する一次生成粒子は焼却炉や鉱物堆積場などばい煙や粉塵を発生する施設や火山などの自然由来あるいは越境汚染によって発生します。家庭内でも、喫煙や調理、ストーブなどからも発生します。

環境大気中での化学反応により発生する2次生成粒子は、火力発電所や自動車などでの燃料燃焼、塗料や石油などの蒸発によって発生します。

病気との因果関係や有効な治療法の検討はまだ始まったばかりですが、最も危惧されるのは呼吸器疾患です。PM2.5は非常に小さいため、呼吸に伴い肺の奥まで入り込んで喘息や肺炎などを引き起こす可能性があります。

眼疾患の例としては、PM2.5自体が角膜を物理的に傷つけることによる角膜障害や涙液動態が変わることで発生するドライアイなどが挙げられます。

また、PM2.5がアレルギーを起こしやすくしてアレルギー性結膜炎症状を誘発および増悪させていることや瞬きの際の結膜擦過等による物理的な刺激がアレルギー性結膜炎を引き起こしている可能性が示唆されています。

PM2.5に含まれる硝酸塩や硫酸塩が水分のある状態で弱アルカリ性の花粉被膜に接着すると、これらの酸性力により花粉の被殻が損傷し、内部の花粉アレルゲンが放出されることも実験的に証明されています。

予防策としては、PM2.5や大気汚染の状況を確認し、警告が出ている場合は外出をできるだけ避けて、もし外出するときは「N95」マスクや「DS2」防塵マスクや防塵眼鏡を使用して、帰宅時はうがいを励行して下さい。

参考文献:Allergy Specialist’s Voice PM2.5 監修:東京女子医大東医療センター 三村達哉講師 (資料提供:日本アルコン)

タトゥー関連ぶどう膜炎について

先日、眼科の論文の要約のメールマガジンを見ていたら、気になるタイトルを見つけました。

それが「タトゥー関連ぶどう膜炎」です。

以前はプロレスや格闘技の選手のタトゥーが気になっていましたが、最近はワールドカップでもサッカー選手のタトゥーが目立って来ています。

眼科では、アイライン代わりに入れ墨を瞼に入れている年配の女性を時々診察しますが、日本でも若い人の間で流行していて、時々街や診察時に見かけます。

論文はアメリカからの症例報告で、タトゥーを入れた皮膚の隆起・硬化と同時に発症するぶどう膜炎の臨床所見について報告しています。

症例数は7例、18か月経過観察が行われていて、そのうち5例が両眼性で4例が慢性、1例が再発性でした。生検では真皮内に残っていたタトゥーのインク周辺に(非乾酪性の肉芽腫性)炎症を認めています。

5例では治療後タトゥーの隆起と硬化の再発と同時に眼内炎症の再燃を認めていて、皮膚へのタトゥーが目とタトゥーを入れた皮膚に炎症を引き起こす免疫応答(反応)を同時に誘発したと結論付けています。

今後ぶどう膜炎の患者さんを見つけたら、皮膚のタトゥーにも気を配る必要があるようです。

(原著:Ostheimer TA et al.  Am J Ophthalmology 2014,158:637-643.el)

(編者:竹内大)

 

東北旅行 その2

3日目は十和田湖から青森市内に移動。台風一過の晴天でした。

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最初に「棟方志功記念館」を訪れましたが、館内は写真撮影禁止でした。

お土産に「志功美魅寿玖の柵」を購入しました。

次は、ねぶたの家ワ・ラッセへ。実際に今年お祭りに参加した山車が数台展示されていました。

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今年の「知事賞」の山車です。

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ねぶた面、作者の違いが分かります。

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青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸に続く線路

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三内丸山遺跡の大型掘立柱と大型竪穴住居

3泊目は鰺ヶ沢温泉水軍の宿でした。

日本海に沈む夕日を見たかったのですが、見れなかったのが誤算でした。

IMG_1490 (2)鰺ヶ沢はブサイク犬わさおで有名です。

 4日目は新青森から帰る前に弘前見物。

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青森とは違う弘前ねぷたの山車。

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旧弘前市立図書館。

周囲の洋館もいくつか見てきました。

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桜の名所弘前城。

沢山の人が植木の手入れや雑草取りをしていました。

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田舎館村の田んぼアート(第1会場)。三保の松原の天女。

第2会場はサザエさんファミリーでした。

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一関~新青森までの4日間。走行距離536Km,燃費は26.7Km/Lでした。

(尚、写真は投稿の容量制限のため全てトリミングしました。)

これで、本州でまだ行ったことがない県は富山県のみになりました。

 

東北旅行 その1

夏休みを利用して、8月10から13日まで岩手・秋田・青森の東北旅行に行ってきました。

実は、山形生まれなのに青森には行ったことがありませんでした。

台風11号が近づいていたので、当初の予定を変更して屋内で見学できる施設を中心に見てきました。

第1日目は、立川からむさしの号に乗って大宮に行き、そこから東北新幹線で一ノ関まで行き、そこからレンタカーで世界遺産の平泉の毛越寺と中尊寺を訪れました。

台風による強風や雨にもかかわらず多くの観光客が訪れていました。

「雨にも負けず 風にも負けず 人は世界遺産を目指す。」

 

IMG_1390 (2)毛越寺のハス

 

IMG_1415 (2)中尊寺の御本尊

IMG_1414 (2)本堂の展示会場の書 「夢」

IMG_1422 (2)峯薬師堂の「め」の絵馬

その後、宿泊地の花巻温泉佳松園に向かいました。

2日目はまだ台風の影響が残っていましたので、、花巻市の宮沢賢治童話村に立ち寄ってから十和田湖に向かいました。

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宮沢賢治童話村 ファンタジックホール

DSC_0018 (2)発荷峠からの十和田湖

 

IMG_1461 (2)台風のためスワンボートは休業でした。

DSC_0029 (2)お馴染みの乙女の像

DSC_0046 (4)奥入瀬渓流も台風の影響で増水していて、木の枝がたくさん落ちていました。

IMG_1480 (2)木造の十和田ホテル本館

私たちは別館に泊まりました。

(つづく)

 

 

 

 

 

認知症と白内障手術について

以前より、認知症の患者さんが白内障手術を受けて視力が改善すると認知症も改善すると言われていました。

今回Medical Tribune 7月24,31日号に、アメリカの認知症を合併した白内障患者さんの手術群と非手術群のそれぞれの6か月後の視力と認知機能の変化を調べた研究についての記事が1面に載っていました。

手術群では非手術群に比べて視力改善程度が大きく、視力関連のQOLスコアの低下が見られなかった。更に、認知機能を調べる各種検査でも良好な結果を示した。

日常生活動作スケールの悪化も抑制されていて、患者本人の精神症状スコア、介護者のストレススコアの改善も認められた。

予備的な結果ではあるが、認知症に合併する白内障の手術により視力の改善や視覚障害に関連したQOLの改善が確認されたと結論した。

また、記憶や実行機能の低下が抑制され、問題行動に関連した指標の改善も認められた。

これについて、認知症患者への十分な医療による利益を支持する結果で、視覚だけでなく聴覚など、その他の感覚機能低下への介入に関する研究が進めば、認知症患者と介護者のQOL改善につながるのではないかというコメントも紹介した。

ゴールデンウイーク

ゴールデンウイークはワンコと恒例の伊豆高原に行ってきました。

既に色んな観光施設は見て回ったので、最近は季節の花や自然を楽しむようになって来ました。

その影響で自宅でもガーデニングを楽しんでいます。

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修善寺温泉 指月殿

(伊豆で最も古い木造建築)

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竹林の小径のアヤメ

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竹林の小径

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伊豆ドックランで遊ぶ愛犬のチビ

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河津バガテル公園のバラ その1

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河津バガテル公園のバラ その2

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河津バガテル公園のバラ その3

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河津バガテル公園のバラ その4

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小室山ツツジ祭り

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 つつじの花

小学生の裸眼視力について

明日も雪になりそうですが、越後湯沢に日帰りスキーに行く予定です。2週続けてキャンセルしましたので、今回は気合を入れて行って来ます。

ところで、雪が続いて時間があったので日本眼科学会雑誌をゆっくり読めました。その中で、面白い論文がありましたので紹介します。

政府統計による小学生の裸眼視力不良の増加傾向と関係因子について検討した研究です。1979年~2012年の小学生の裸眼視力0.7未満について検討しています。

その結果は、視力不良者の増加は単純ではなく、一時期減少傾向を示し、その時期に身長の伸びも止まっていた。視力不良は日照時間と負の関係を示し、身長とは単回帰でのみ正の関係を認めた。学習時間とテレビゲーム時間は視力不良と有意の関係は認められなかった。結論として、小学生の裸眼視力不良をその大部分を占める近視によるものとみなすと、近視の発症は光環境の影響を受けると考えられるとしています。

学校保健統計調査における統計データーを用い、小学校全学年の裸眼視力0.7未満の者の割合を調べ、同時期の小学6年生の男女平均身長の経年推移や全国学力テストから学習時間、テレビゲーム時間、睡眠時間の調査結果、気象庁ホームページから県庁所在地の年間日照時間の観測値を入手しています。

小学生の裸眼視力不良者割合の経年推移は増加傾向を示していたが、1995年頃以後の一時期その増加は止まり、年度によっては逆に減少していた。2004年以後は再び増加傾向にあった。身長の経年推移も同様に1995年ころまで伸びる傾向にあり、それ以後は伸びが止まっていた。一方、日照時間が長い県ほど視力不良者が少ない負の関係が認められた。学習時間、テレビゲーム時間、睡眠時間は一時期を除くと視力不良者と有意の関係を認めていませんでした。

考察では、テレビゲームが近年の視力不良傾向の主な原因とは考えにくい。1995年頃からの視力不良傾向の頭打ちは、ほぼ同時期に導入された「ゆとり教育」による学習時間減少と関連付ける見方も可能と思われる。個人の野外活動時間と環境の日照時間はどちらも昼間の光が近視進行に抑制的に働くことを示している。夜間の光は逆に促進的に影響するのではないか。昔に比べて夜間が明るくなってきているのは事実であり、光環境の変化は近視化傾向の原因の候補と考えることができる。今後、慨日リズムを変調させる夜間光環境等の因子と共に、睡眠と屈折異常との関係についての検討が望まれるとしています。さらには、光環境の経年差も乳児期から影響するはずなので、近視化傾向が乳幼児期から始まっていることが確認できれば、原因解明につながるのではないかと述べています。

以上、身長や光環境、特に夜間の光環境と近視進行との関連に着目した所が気になりました。

(参考文献:枩田享二、横山連:政府統計による小学生の視力不良の経年推移と関係因子の解析、日眼会誌118:104-110、2014.)

 

 

MCレンズ

近視進行を抑制する「MCレンズ」がカールツァイスビジョンから発売されています。大人が使用する遠近両用眼鏡のような累進焦点レンズです。

MCレンズで近くを見ると、調節が助けられ過度な負担を軽減することができます。そのことによって、近視の進行を抑制するのだそうです。7歳頃を目安に近視が進行し始めたら装用を開始して、18歳頃まで装用を続けた方が良いようです。

岡山大学の4年間の研究では、通常の単焦点眼鏡に比べてMCレンズの方が15%近視の抑制に有効であったそうです。但し、抑制効果には個人差があるようです。

完全に近視の進行を止めたり、近視を治すレンズではありません。近視の進行を抑えて、最終的に近視の程度を軽くするのが目的です。

販売店が限定されていて、当院と提携しているオグラ眼鏡店(八王子店)やアンファン(伊勢丹立川店)で取り扱っています。金額は単焦点レンズと変わらないそうです。

院内の絵画等

フクロウグッズやトールペイント以外の絵画も展示しています。待ち時間の暇つぶしにご覧下さい。

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開業時祝いで頂いた「おかもとみわこ」さんの作品(158/200)(待合室)

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伊勢丹立川店で見つけたLeinard Weber氏の作品。(24/400)(玄関ホール)

 

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開業祝いの3D。眼科とは関係ありませんが、ユーモアがあります。(受付)

IMG_0112フォトフレーム。オリジナルのスライドショーが見れます。

緊急地震速報にも対応しています。(待合室)

院内のトールペイント

フクロウグッズ以外のトールペイント(Y.Oshikiri作)も院内に展示しています。

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 トールペイントについての説明です。

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おしきり眼科をイメージした作品です。(待合室)

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テントウ虫がポイントです。(検査室)

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かみさんのお気に入りです。(待合室)

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お気軽にお越し下さい。(検査室)

IMG_0116   以前に作成したプレート。(処置室)